鉄道事故の傷に苦しめられている青年。水汚染の危機から救うべき帰還した第二の故郷・御一夜で、鉄道と深く関わっていくこととなる。
鉄道車両を制御する人型/人形型モジュール：レイルロオドの少女。
正式名称は旧帝鉄8620形蒸気機関車トップナンバー機8620専用レイルロオド。
妹機たちの見本となるべく作られた優れた容姿と品格の持ち主だが、過去の傷を隠している。
双鉄の義理の妹。優れた才能を秘めているが、自信のなさゆえ開花させられずにいる駆け出しのデザイナー。
特に姉・真闇に対する強い劣等感に縛りつけられてしまっている。
双鉄への恋心と、真闇へのコンプレックスと向き合うことによりその才能を見事に開花させた。
鉄道車両を中心とするデザイナーとして、御一夜復興の一翼を担っている。
御一夜鉄道の社長にして、御一夜市長。
バランス感覚に優れ、外見の印象以上のやわらかな物腰で物事を慎重・確実に進めていく。
反面アクシデントにはあまり強くない。
蓑笠鍛冶店の一人娘。剣術大好きな元気っ娘。
決断力と行動力の固まりだけれど、早合点しがちなおっちょこちょいでもある。
ふかみの親友で、お互いの欠点を補いあっている。
御一夜鉄道機関助士として健やかに成長した。
大きな失敗を乗り越えてきたことによりそそっかしさにも改善が見られ、剣に仕事にプライベートに大忙しの日々を重ねる。
クマ川くだりの一人娘。病弱な母の代理で実質的な経営責任者を務めている。
スラリとした美少女なのだが、自らの背の高さを恥じいつも背筋を丸めている。凪の親友。
背筋を伸ばせるようになり、その魅力をフルに発揮できるようになった。
クマ川くだりの経営の劇的な改善で余裕をもてるようになり、御一夜鉄道の仕事にも興味を抱き始めた。
御一夜鉄道キハ07s専用レイルロオド。
いつでもにこにこ笑顔で、見かけによらぬ力持ち。
無理な改装により、足回り不安といねむり癖という欠陥を抱えてしまっている。
御一夜の名門、右田一酒造元の杜氏。日々姫の姉で双鉄の義姉。万能の才媛。
地盤沈下を続ける古都 御一夜を、商店会等の活動通じ、商業面からなんとか支え続けている。
隈元銀行御一夜支店の若き支店長。
工場誘致による御一夜復興プランを支持している。
学園においては日々姫の頼れる先輩であり、日々姫に多大な影響を与えている。
双鉄が所有する飛行型エアクラのナビゲーションシステム。
双鉄の心身を保護することを最優先命令として受け付けているので、たいへん過保護。
隈元銀行頭取にして、エアクラ工場誘致推進計画の最重要人物。
稀咲の父親でもあるのだが、ビジネスの場においてはその稀咲さえ駒として扱う。
エアロ＝クラフテック社極東支局用地担当シニアマネージャー。
御一夜が最大利益を生む工場用地であるかについて、慎重に情報を集めている。
蓑笠鍛冶店の店主にして凪の祖父。
本職は包丁鍛冶だが、御一夜鉄道からの特殊な発注にも可能な限り対応してくれる。
御一夜市の公衆温泉、登呂流湯の主人。
前職はレイルロオド技師だったらしく、様々なサポートを与えてくれる。
ふかみの祖父と大叔父な三ツ子。それぞれの名前は堰、流、治。
クマ川下りの航路を守る河川工事の専門家であり、御一夜鉄道の保線ボランティアも務める。
御一夜の観光名所、幽霊寺こと永山寺の住職夫人。
料理スキルが高く、休日にはクレープ屋を開いている。
御一夜の観光名所、幽霊寺こと永山寺のご住職。
職業柄人生相談をよく受けるのだが、のらりくらりと躱しがち。
真闇も全幅の信頼を置く、右田一酒造元一のベテラン蔵人。
日々姫の画才を極めて早期から見抜いていた。
ポーレットの父親の代から御一夜市政を下支えしてきた優秀な市職員。
現在は総務部長としてポーレットを輔けている。
双鉄のふたごの妹。幼くして鉄道事故で亡くなってしまっている。
幼く無垢なまま亡くなったゆえ、自らの死を理解できずに、いまも列車に乗り、鉄路を彷徨い続けている。
冥国製の汎用型レイルロオド。Ⅸ号機関車に乗務。
ハチロク以上の大ベテランで、保線にも詳しい。みかん鉄道に深い愛着と誇りとを抱いているが、御一夜鉄道へ移籍する。
寡黙で感情を表に出さない、職人肌のベテラン機関士。肥颯みかん鉄道に勤務。
長年オリヴィとⅨ号機関車での乗務を重ねていたが、オリヴィの移籍によって袂をわかった。
双鉄とポーレットとが授かった愛娘。極端な人見知りではにかみや。
両親とれいなおねえちゃんを始めとする御一夜の人々に甘やかされ守られ、幸せな幼児期を過ごしている。
御一夜市民のこころの拠り所の一つであり重要な観光拠点でもある、赤井阿蘇神社の宮司。
かつては特急形電車の試験運転士として、旧帝鉄に深くかかわっていたとの噂もある。
帝鉄存続への最終手段、全線電化への希望を託された試験特急形電車・クハ26 000編成の専用レイルロオド。
試験運転士、赤井清春を唯一無二のマスターとしている。
旺宮鉄道歴史館の実質的な館長であるC56 145専用レイルロオド。通称を不死鳥博士。
電車姫の親友。レイルロオドの存在そのものについての極秘裏の研究をライフワークとしている。
廣島、毛利電鉄のオーナー社長であり、正真正銘の毛利家の姫君。
溢れる才覚で経営資源を活用、収益化し、日ノ本中の鉄道復権へ向けた動きを細やかにサポートしている。
旧帝鉄8620形38696専用レイルロオド。善意と愛に満ち溢れた、献身性の固まりでもいうべき少女。
自らの部品の多くをとあるレイルロオドの復元のために提供した。いまは大牟田の動物園で静かに余生を過ごしている。
仲国を代表する名機関車、東富4 2000の専用レイルロオド。頭の回転が早く、快活。
日ノ本語に堪能で日ノ本の鉄道事情にも詳しい。仲国視察に訪問する双鉄たち一行のガイドを務める。
西瓜のかつてのマスターをその父に持つ、仲国国鉄の若きエリート機関士。
善良にして純朴な人柄の持ち主だが、初恋の相手である西瓜への想いを叶えられずにいる。
稀咲の友人。仲国国務院鉄道部副部長秘書。仲国国鉄の運営方針決定に関与できる立ち位置にある才女。
双鉄たちを仲国に招き、鉄道活性化への起爆剤にしたいと考えている。
双鉄たち一行が観光乗車した、芭岩鉄道No.19蒸気機関車の専用レイルロオド。
人里離れた炭鉱町の山岳路線で、アヒルやガチョウを友としてのんびり暮らしている。
旧帝鉄の１職員からの叩き上げで這い上がっていく気骨感、手段を選ばぬその姿勢には、強盗塊太、買いたたきの塊太との悪名がまとわりつく。
剣術の才に溢れる凪の前に立ちはだかった、努力の結晶な剣道少女。
全てにおいて準備を怠らず、地道に結果を積み重ねていく。
